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2013年10月04日 コンゴ民主共和国 紛争被害に一食平和基金運営委が緊急支援

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)は10月4日、中央アフリカのコンゴ民主共和国東部で続く武力紛争の被害に対し、総額200万円の緊急支援を決定しました。

同国では、1990年代後半から豊富な鉱産資源の利権などをめぐって政府と反政府勢力との戦闘が続き、これに周辺諸国も介入して対立が激化しています。国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)協会のレポートでは、これまでの紛争による死者は約540万人に上ります。また、兵士が女性や少女に性的暴行を加える事件が多発しており、人々は武装勢力の襲撃や略奪におびえながら暮らしています。
こうした状況を受け、同運営委員会は、約2万5千人の国内避難民が暮らすコンゴ東部のカタナ村と周辺地域で、昨年から紛争被害者への医療活動を展開する日本コンゴ友好協会に支援を決定。浄財は、不足する医薬品や医療器具の購入、看護師や臨床心理士らによる家庭訪問、性的暴行の被害者に対する精神的ケアに役立てられます。

(2013.10.11記載)