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2014年02月22日 国際宗教研究所と宗教者災害支援連絡会が公開シンポジウム

『現代宗教とつながりの力』をテーマに2月22日、国際宗教研究所と宗教者災害支援連絡会の共催による公開シンポジウムが東京・豊島区の大正大学で開催され、92人が参加しました。立正佼成会から、同研究所の賛助会員である中央学術研究所の川本貢市所長、藤田浩一郎学術研究室長らが出席しました。

シンポジウムは、東日本大震災の支援活動で注目された宗教の持つ「人びとをつなぐ力」に焦点を当て、現代宗教をとらえ直すもの。
当日は、被災地の復興に取り組む4人の宗教者がパネリストを務めました。
久間泰弘・曹洞宗東日本大震災災害対策本部復興支援室分室主事は、被災者の自立に向け、被災者自身が支援を受け取る「受援力」の大切さに言及。物質的な支援だけでなく、支援者が被災者と時間を共にして信頼関係を築くことで「受援力」が培われると述べました。
西川勢二・真如苑教務長補佐は、SeRV(真如苑救援ボランティア)や教団の震災対応に触れながら、被災者に心を寄せる重要性を強調。同教団の「保養プログラム」などを通じた「心の復興」に向けた取り組みを紹介しました。
平澤勇一・天理教磐城平大教会長(福島教区長)は、継続的な支援活動によって被災者同士のつながりも強化され、被災地での助け合いの輪が生まれている現状を報告しました。八重垣神社(宮城県)の藤波祥子宮司は、神社の例祭などを通し「笑顔で集まれる場」を地域に提供することで、住民の心の安定に寄与できるのではないかと語りました。
全体討議では、震災犠牲者とのつながりを感じられる慰霊供養など、社会から求められている宗教の公益性について意見が交わされました。

(2014.2.28記載)