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2014年06月01日 「法華経国際シンポジウム」 21世紀への貢献 語り合う 庭野学林学長が進行役

6月1日、『法華経の21世紀への貢献』をテーマに、「法華経国際シンポジウム」(国際伝道グループ主管)が本部で開催されました。日本、米国、マレーシアの宗教学者はじめ、立正佼成会から川端健之理事長、沼田雄司教務局長、教団職員や会員など約90人が参加しました。

同シンポジウムは、国内外の法華経や宗教の研究者の発表を通して法華経や仏教の本義を学び、現代世界に活用していく道を模索することを目的としたもの。
席上、ヴァージニア大学名誉教授のポール・グローナー博士、ボストン大学講師のジーナ・コーガン博士、南山大学教授のポール・スワンソン博士がそれぞれ研究を発表。庭野統弘学林学長が進行役を務めました。グローナー氏は天台宗の戒律に言及し、「天台の法華経を基に戒や儀礼を学ぶことが、21世紀に立正佼成会が発展するための糧になり得る」と指摘しました。
最後にあいさつに立った川端理事長は、「研究内容をかみしめ、現実の生活の中で法華経の教えを実践し、私たち一人ひとりが地涌(じゆ)の菩薩となっていきたい」と述べました。
なお、5月28日から31日まで、『法華経に対する見方』をテーマに「法華経国際会議」(国際伝道グループ主管)が、埼玉・嵐山町の国立女性教育会館で開催され、各国の宗教学者ら15人が参加しました。本会からは庭野学長、川本貢市中央学術研究所長が出席し、それぞれ『法華経で説かれる仏について――我々は見ることができるか』『善友(善知識)――日常生活における法華経の教えの実践』をテーマに発表しました。

(2014.6.6記載)