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2014年06月06日 テーマ踏まえ事前学習会 WCRP日本委 平和のための研究集会

WCRP日本委員会の「第41回平和のための宗教者研究集会」が6月6日、東京・港区の曹洞宗宗務庁で開かれ、同委員会の役員、賛助会員ら約120人が参加しました。今年8月、韓国・仁川市で開催される第8回ACRP大会の事前学習会として行われたもの。

研究集会では、眞田芳憲・同委員会平和研究所所長が大会の総合テーマである『アジアの多様性における一致と調和』の意味合いなどを解説したあと、秦辰也・近畿大学教授(シャンティ国際ボランティア会常務理事)が基調発題を行いました。
秦氏は、アジアで貧困層の救済や信頼醸成などに取り組むNGOの活動を紹介。他者に尽くすには知識を深め、相手を知り、相手の立場を推し量る想像力を養うことが重要であると指摘した上で、宗教者に対して「人間性」「地域性」「関係性」の観点から平和や社会の発展に寄与することに期待を寄せました。
このあとパネルディスカッションが行われ、エンゲージドブディズム(社会参加型仏教)やイスラーム社会の多様性などについて話し合われました。

(2014.6.20記載)