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2014年07月26日 教育者サマーセミナー 臨済宗妙心寺派大悲山佛母寺 松原師が講演

『いのちの教育について考える』をテーマに「教育者サマーセミナー」(主催・教育者教育研究所)が7月26、27の両日、法輪閣などで行われ、保育士や教員を目指す学生、現職の教員ら約130人が参加しました。

26日、芳澍女学院情報国際専門学校の大谷津晴央校長が『出会いがたのしくありがたく』と題して研修を行いました。大谷津氏は、より善い縁づくりをするためには、「自分の努力」「周囲の協力」「神仏の加護」の三つが大切と語りました。
翌27日、参加者は『福島の今、そして子供たちの夢・希望』『現場でも救えるいのちの教育』『保健室から見た子どもとその家族』の3テーマに分かれ、講師の研修を通して学びを深めました。
このあと、『「いのちの教育」を仏教の視点から考える』と題して、臨済宗妙心寺派大悲山佛母寺住職の松原覚樹師が講演。松原師は、現代社会には心の病を抱える人が多いと指摘した上で、自己の「内観」「肯定」「開発」が自己の復興、人間の復興にもつながると語りました。
また、人が今この瞬間を生きているのは有り難いことと述べ、「人はそれぞれ違いがあってよい。その中で、誰にでも具わっている仏性を信じて、人と触れ合っていくことが大切」と説きました。

(2014.8.1記載)