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2014年07月29日 第5回臨床宗教師研修全体会3 学林光澍学生グループ相ノ谷次長が講義担当

「東北大学実践宗教学寄附講座」が主催する「第5回臨床宗教師研修」の「全体会3」が7月29、30の両日、仙台市内の3会場で行われ、29日に浄土宗蓮光寺で開かれた講義で立正佼成会学林光澍学生グループの相ノ谷修通次長が講師を務めました。

同講座は、東日本大震災を踏まえ、福祉施設や病院など公的な場で宗教的な心のケアを行う「臨床宗教師」の育成を目的に2年前に開設され、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会からも資金が援助されています。研修では宗教者らが傾聴のあり方などを学び、実際に相談活動も行います。
相ノ谷次長は米国・南カリフォルニア大学で公共哲学を学び、行政学博士号を取得。東北大学から依頼を受け、昨年12月、第4回の同研修で『公共性の確保』をテーマに講義を行いました。
二度目となる今回の講義も同テーマで実施。相ノ谷次長はこの中で、「公共性」の概念を(1)国家に関する公的なもの(2)すべての人々に関係する共通なもの(3)誰に対しても開かれているもの、と説明した上で、「臨床宗教師」の活動の公共性について考察しました。
今後、12月には東北大学の学生を対象に同講座の講義を行う予定。

(2014.8.8記載)