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2014年09月20日 光祥次代会長 WCRP国際委執行委員らの会議で議長務める「諸宗教による気候変動サミット」(WCCと共催)でスピーチ ニューヨーク


光祥次代会長は、WCRP国際委の執行委員と評議員の合同会議で議事進行を担い、共同議長としての役割を果たしました

庭野光祥次代会長は9月20日、米国ニューヨークで開かれたWCRP(世界宗教者平和会議)国際委員会の執行委員会、執行委員と評議員(トラスティー)の合同会議などに出席し、席上、同国際委の共同議長として議事の進行に携わりました。また、21、22の両日にはWCRP国際委とWCC(世界教会協議会)の共催による「諸宗教による気候変動サミット」に出席。『倫理、霊性と気候変動』をテーマにしたセッションで仏教者の視点からスピーチしました。光祥次代会長には根本昌廣外務部長が随行し、和田めぐみWCRP日本委員会渉外部長が同行。執行委員と評議員の合同会議には、日本から、酒井教雄WCRP国際評議員=佼成学園理事長、畠山友利ACRP(アジア宗教者平和会議)事務総長=WCRP日本委事務局長=らが参加しました。(保科吉正記者)


スピーチの最後に光祥次代会長は、庭野日敬開祖の言葉を引用し、「大いなるものから自分は生かされている、それは何のためか」と問いかけました

光祥次代会長は昨年11月、オーストリア・ウィーンで開催された第9回WCRP世界大会の席上、ジョン・オナイエケン・カトリック枢機卿(ナイジェリア・アブジャ教区大司教)らと共に4人の共同議長(国際共同会長、執行委員)の1人に選任されました。今回、国際委の会議では4人が議長職を分担しました。
20日、コロンビア大学地球研究所での執行委員会には、同委員15人が出席。席上、23日の「国連気候変動サミット」を前に開催される「諸宗教による気候変動サミット」(WCCとの共催)について説明され、気候変動に関する同執行委としての声明が確認されました。執行委員と評議員の合同会議には約90人が出席。光祥次代会長の英語による議事進行で、スティーブ・キレリー財務委員長による財務報告、ウィリアム・ベンドレイ事務総長による報告などが行われました。この後、2014年から18年までの戦略計画などが検討されました。
21日、ユニオン神学校で行われたWCRPとWCCの共催によるサミットには、WCCのオラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事はじめ諸宗教指導者約30人が出席しました。席上、宗教者の立場から、弱者への配慮、法的拘束力のある政策の必要性などを盛り込んだ気候変動への取り組みに関する声明を採択。光祥次代会長は他の宗教者と共に、声明に署名しました。声明は、聖ヨハネ大聖堂でのセレモニーの後、国連のヤン・エリアソン副事務総長に手渡されました。
翌22日、光祥次代会長は聖ペテロ教会で開かれた『倫理、霊性と気候変動』をテーマにしたセッションで英語でスピーチ。仏教の智慧(ちえ)に基づいた「知足」の精神を紹介し、気候変動を人間本来の生き方に戻るチャンスと受けとめ、謙虚に学び、真摯(しんし)に取り組んでいく姿勢の大切さを訴えました。

(2014.10.3記載)