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2014年09月27日 平和教育語る「円卓会議」開催 WCRP日本委平和教育タスクフォース

WCRP日本委員会平和教育タスクフォース(特別事業部門)による「平和教育の課題と展望に関する円卓会議」が9月27日、兵庫・西宮市の関西学院大学で開かれ、タスクフォースのメンバーら30人が参加しました。

宗教を基盤とした教育機関で行われている平和教育の現状や課題などを学び、より良い平和教育のあり方を考えるもの。
会議では、キリスト教、天理教、神道、仏教を基盤とする大学の教授ら4人が教育現場からの実践報告を行いました。
この中で大阪女学院大学の奥本京子教授は、人間は個々の考えや境遇が異なり、衝突するのはある意味で自然なことであると指摘。違いをなくして和(わ)すのではなく、まず違いを明確にし、問題の根本を見据えた上で、いかに違いを認め、豊かで平和的な関係性を築くか学生と共に模索していると語りました。
また、皇學館大学の新田均教授は、自分の考えは絶対ではないという前提に立ち、議論を尽くし、違った考えを両立させることが、争いに至る自己主張を超える一つの原理ではないかと述べました。

(2014.10.3記載)