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2014年09月30日 対話の重要性を再確認 チュニジアでIYCが会合開く

WCRP(世界宗教者平和会議)国際青年委員会(IYC)の会合が9月30日から10月2日までチュニジア・チュニス市内で開催され、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、中東、南米、北米各地域の役員11人とWCRP国際委員会の杉野恭一副事務総長が参加しました。

30日、チュニジア迎賓館での開会式にはIYC役員、チュニジアの宗教指導者や青年ら約200人が集った。席上、モンセフ・マルズーキ・チュニジア大統領が登壇し、平和に向け政治と宗教が共に役割を果たす必要性を示しました。次いで、元WCRP国際共同会長のメレツィア・ラビディ・マイーザ・チュニジア制憲議会副議長があいさつ。国内の民主化を進めながら「少数派であるキリスト教やユダヤ教などの保護にも力を入れたい」と語りました。続いて、『他者と共に生きる歓(よろこ)び――人間の尊厳を守り、地球市民らしく、幸せを分かち合うための行動』をテーマに宗教学者のサミー・ブラハム氏が基調講演を行い、多文化の中での対話の重要性を述べました。
翌10月1日からは会場をチュニス市内のホテルに移し、会議の中で、IYC役員よりそれぞれの地域の活動計画が発表されました。また、『他者と共に生きる歓び』をテーマに今後のグローバルキャンペーンの計画について意見を交換しました。

(2014.10.10記載)