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2014年10月29日 「震災復興 公開学習会」 福島の現状と課題を共有 WCRP日本委

『3年半を過ぎた福島の現状と課題』をテーマにWCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の「震災復興に関する公開学習会」が10月29日、福島市男女共同参画センターで開催、同委員会の役員ら約60人が参加しました。立正佼成会から庭野光祥次代会長(同理事)、根本昌廣外務部長が出席しました。

当日、同理事で震災復興タスクフォース責任者の前島宗甫・元日本キリスト教協議会総幹事が開会のあいさつを述べたあと、『現在の福島の課題~多様性を認め合い共生していく社会へ~』をテーマに福島大学人文社会学群行政政策学類准教授の丹波史紀氏が講演しました。
丹波氏は、原子力災害により、復興の兆しが見えていない福島の現状を説明。また、被災者の感情や生活再建に向けた意向を尊重し、被災者が抱える困難な課題を自分の問題として受けとめ、取り組む重要性を述べました。
続くセッション1では、福島市で活動する「かーちゃんの力・プロジェクト協議会」の渡邊とみ子代表と、南相馬市で暮らす母子をサポートする市民団体「ベテランママの会」の番場さち子代表が『女性の取り組み』をテーマに、それぞれの活動について報告しました。
『医師・宗教者の取り組み』と題するセッション2では、福島市のわたり病院医師の齋藤紀氏と曹洞宗東日本大震災災害対策本部復興支援室分室主事で龍徳寺(伊達市)の久間泰弘住職が、福島での取り組みについてそれぞれ発表しました。

(2014年11月 7日記載)