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2014年11月18日 第17回日中韓仏教友好交流会議 韓国大会 相互理解と交流深める

日本、中国、韓国の仏教者が集い、相互理解と交流を深めるとともに世界平和を祈願する「第17回日中韓仏教友好交流会議韓国大会」(主管・韓国仏教宗団協議会)が11月18日から20日まで、韓国・ソウル市内のホテルなどを会場に開催されました。3カ国の僧侶や信徒ら約300人が参加。立正佼成会から日中韓国際仏教交流協議会事務局参与の澤田晃成総務グループ次長が出席しました。

今回のテーマは、『仏教思想に基づく平和の実践――三国における平和思想と実践の事例』。19日午前には、「国際学術講演会」が行われ、春光・韓国仏教天台宗総務院長、学誠・中国佛教協会副会長、西郊良光・天台宗宗機顧問が基調演説。続いて、各国からの主題発表が行われました。
この中で、発表に立った澤田次長は、本会の平和活動を紹介。WCRP(世界宗教者平和会議)への参画をはじめとする諸宗教対話の取り組みに触れ、他者への寛容と調和を重んじ、「共生」を目指す大切さを語りました。また、「一食(いちじき)を捧げる運動」に込められた「同悲」「祈り」「布施」の精神に言及した上で、「国や民族、言葉や生活環境は違っていても、今、共に地球に生きる『いのち』として分かち合い、励まし合う『一食を捧げる運動』は自分の心に平和の砦(とりで)を築く運動」と力説しました。
同日午後、韓国と北朝鮮の国境線に近い都羅山展望台で「平和祈願法要」が厳修されたほか、翌20日午前には、国立中央博物館などの視察が行われました。

(2014年12月 5日記載)