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2014年12月20日 第36回世界連邦平和促進全国宗教者・信仰者伊勢大会 平和への原点求め討議 川端理事長が出席 庭野会長 祝辞寄せる

『平和への原点を求めて――共生きと日本人の心』をテーマに、世界連邦日本宗教委員会(田中恆清会長=石清水八幡宮宮司)主催による「第36回世界連邦平和促進全国宗教者・信仰者伊勢大会」が12月20日、三重・伊勢市の神宮会館で行われました。加盟教団から約800人が参集。立正佼成会から副実行委員長の川端健之理事長が出席、県内の会員約150人が参加しました。

開会式で川端理事長は、村上和雄筑波大学名誉教授の著書から、「全ての生き物はつながっている」「祈りとは生命に自然本性として備わったもの」という言葉を紹介。「生命の仕組み、意味、尊さを先達は直観的につかまれ、日本独自の伝統、文化、宗教へと深化させてくださったに違いありません。それが『共生き』の文化、日本人の心として受け継がれてきました」と述べました。
続いて学校法人皇學館の佐古一洌理事長(松尾大社名誉宮司)が講演し、パネルディスカッションが行われました。

なお、大会冊子には同委員会名誉代表の庭野日鑛会長の祝辞が掲載されました。庭野会長は西行法師が伊勢神宮に参詣した際の心情を詠んだ『何事の おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる』の歌に触れ、「宗教は、本来、主張するものではなく、帰依し随順していくものであります。神仏に帰依し、敬虔(けいけん)な心で頭(こうべ)を垂れるとき、人の心は平安であり、そこに平和の原点があると申せましょう」と言葉を寄せています。

(2015年1月16日記載)