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2015年03月05日 創立の精神を受け継ぎ 明日へ 誓い新たに「創立77周年記念式典」


式典では全国の青年女子部員代表16人が奉献の儀。参集した会員らは、本会創立の意義をかみしめ、布教伝道への誓いを新たにしました

立正佼成会の「創立77周年記念式典」が3月5日、大聖堂はじめ全国各教会で挙行されました。大聖堂での式典には約3700人が参集。法話に立った庭野日鑛会長は、創立記念日の意義に触れ、毎朝を誕生日のつもりで迎える大切さを強調しました。式典の模様は全国各教会や海外教会・拠点にインターネットで同時配信されました。

大聖堂での式典では、全国の青年女子部員16人による奉献の儀、読経供養に続き、導師を務めた庭野光祥次代会長が庭野会長の啓白文を奏上しました。
教団代表あいさつに立った川端健之理事長は、庭野日敬開祖の本会創立の願いをかみしめ、「一切のものの仏性開顕のために立正佼成会があり、そのために礼拝(らいはい)を行ずるという本会の行法観は未来永劫(えいごう)変わらないと確信しております」と述べました。
このあと、教会役員功労者代表、会員特別功労者代表に庭野会長から感謝状と記念品が贈呈されました。
功労者を代表して体験説法を行った会員は、支部長時代を振り返り、役目を十分に果たせないと自らを責める主任の心を聞く中で、向上しようと懸命に努力する相手の姿をたたえることができ、人の尊さを拝む大切さを感じられた体験を語りました。

比叡山延暦寺長臈の山田能裕師が祝辞

次いで、天台宗比叡山延暦寺長臈で瑞応院住職の山田能裕師が祝辞。庭野開祖をはじめ本会との深い交流を振り返ったあと、仏教の寛容の精神に触れ、「寛容とは互いに相手を認め合うこと、そして、共に手を携えること」と語りました。その上で、「正法興隆のため、お互いに努力させて頂くことが大事」と話しました。

庭野会長 「一生に一度限りの朝を大事に」

法話に立った庭野会長は、創立記念日の意義に触れ、毎朝を誕生日のつもりで迎えることが大切と明示。「毎日、一生に一度限りの朝を大事にし、あいさつや返事を実行していくだけでも、ありがたい一生を過ごすことができるのではないかと思います」と述べました。
また、「一隅を照らす」という天台宗の宗祖・伝教大師最澄の言葉を紹介。「『明るく、優しく、温かく』という気持ちで、家庭でも道場でも、自分がいる所を温かく照らし、多くの方々にご法をお伝えする。それが『一隅を照らす』ことにあたるのだと受け取らせて頂きます」と語り、在家仏教徒としての心構えを説きました。
最後に、府中佼成幼稚園の園児が、庭野会長と佳重夫人に花束を贈呈しました。

(2015年3月13日記載)