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2015年03月28日 ゆめポッケ親子ボランティア隊事務局 現地の子供たちに配付 日本の会員の真心とともに

「ゆめポッケ親子ボランティア隊」(隊長=峯坂光重青年グループ次長)の事務局員4人が3月28日から4月2日までフィリピン・ミンダナオ島を訪れ、全国の会員が真心を込めて作ったゆめポッケを現地の子供たちに配付し、現状を視察しました。現地の治安が悪化し、当初予定されていた全国の親子8組16人の渡航が中止されたことを受け、事務局メンバーのみでの訪問となりました。

同島では長年、フィリピン政府とムスリム系先住民との間で土地や自治権を巡る争いが繰り返され、多くの子供たちが家や家族などを失っています。今年に入り、警察や政府軍と反政府組織との間で戦闘が頻発。避難民も発生しています。
一行は、現地NGO(非政府機関)のミンダナオ子ども図書館(MCL)の協力を得て、山間部にある四つの村を訪問。土地を追われて山の奥へと移り住み、食事が十分に取れず、教育も満足に受けられない子供たちに410個のゆめポッケを手渡しました。
また、戦後70年に際し、ミンタルの日本人墓地で「祈りの集い」を開催。MCLのメンバーや現地に住む日系人らと共に戦争犠牲者を悼み、平和を祈願しました。
昨年のキャンペーン期間中に全国から寄せられた2万3473個のゆめポッケは、同国のほかアフガニスタン、パレスチナ・ガザ地区、レバノンに届けられます。

(2015年4月10日記載)