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2015年03月17日 対話から和解、共生社会へ 光祥次代会長 KAICIID理事会へ 各国大使に向けスピーチ

KAICIID(アブドッラー国王宗教・文化間対話のための国際センター、ファイサル・ムアンマー事務総長)の理事会が3月17、18の両日、オーストリア・ウィーンの同本部で開催され、理事のメンバーの一人として庭野光祥次代会長が出席しました。根本昌廣外務部長が随行、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会から和田めぐみ渉外部長が同行しました。

イスラーム過激派によるテロ行為が増加する欧州では近年、中東地域ならびにイスラームへの批判が高まっています。サウジアラビア国王のイニシアチブで設立されたKAICIIDに対しても、昨年からオーストリア保守政党、メディア、人権団体などから非難の声が上がり、本部周辺でのデモ抗議が続いていました。KAICIIDは問題解決に向け関係機関と対話を行ってきました。理事による緊急電話会議も開かれ、メンバーの一人である光祥次代会長も国際電話で出席しました。
そうした中で開かれた今回の理事会では、改めて同センターの組織、活動面での課題や今後の将来性について意見が交わされました。また、「他者のイメージ」など各プログラムの進捗(しんちょく)状況が確認されました。

2日目の夜には、同国に駐在する欧州20カ国の大使や大使館関係者を招いての公式なレセプションが開かれました。席上、光祥次代会長が理事を代表してウェルカムスピーチに立ち、同センターの運営は宗教や文化的多様性の保たれた理事会によって成り立っていると強調。その役割は他者を理解し、他者を証明する、そしてすべての人に開かれた対話のプラットホームを用意することであると述べ、「お互いに対する無知や疑い、恐れによって分断され、対立する世界が出会い、対話することで、必ず豊かさに変わる。対立から和解へ、すべての生命の尊厳が等しく尊重される共生社会を実現するため、これからも真摯(しんし)な努力を続けていきたい」と語りかけました。

(2015年4月10日記載)