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2015年03月06日 「イスラーム国」の侵攻で発生したイラクの避難民に対し、一食平和基金から緊急支援

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)は2月25日、過激派組織「イスラーム国」(ISIL)の侵攻により発生したイラクの避難民支援を目的に、300万円の緊急支援を行いました。浄財は、現地で活動を展開する特定非営利活動法人ジェンに寄託されます。

イラクでは昨年から、ISILと政府軍などの武力衝突が各地で激化し、国内外に逃れた人々は約180万人に上ります。特に、北部のクルド人自治区・シンジャール地区は昨年8月、ISILに制圧され、多くの住民が戦禍を逃れて山中に避難。昨年末に同自治政府の治安部隊によって地区は解放されたが、約千世帯の人々が今も山中で生活を送っています。現地では飲料水や食料、医療品などの深刻な不足が続いています。
こうした状況を受け、同運営委員会は、同地区で支援活動を行うジェンへの資金拠出を決定。浄財は今後、衛生的な水を提供する給水タンクの設置、日用品の配布などに役立てられます。

(2015年3月 6日記載)