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2015年06月05日 日宗連「第4回宗教文化セミナー」

『多様化する「家族」のあり方に向き合う』をテーマに、日宗連(日本宗教連盟)の「第4回宗教文化セミナー」が6月5日、セレニティホールで行われ、同連盟に加盟する教団の会員ら120人が参加しました。立正佼成会からパネリストとして、出射優行布教開発部長が出席しました。

セミナーでは、テーマを基に國學院大學の石井研士教授(日宗連理事)が講演し、戦後の日本における家族形態の変化を紹介。特に近年、未婚のまま働き続ける女性が増えたことなどを背景に「単身世帯」が急増していると述べました。
また、単身者が誰にもみとられずに最期を迎える「孤独死」の増加や、仏壇や神棚を備える家庭の減少などの事例を挙げ、人と人、人と宗教との関係性が希薄になりつつあることに懸念を示しました。
続くパネルディスカッションでは、出射布教開発部長が育児や仕事、介護などにより多様化する本会女性会員の生き方を紹介するとともに、過疎地域で孤立する高齢者を支えるための環境づくりが重要と指摘。研修会や友愛訪問など、本会が進める取り組みを紹介しました。

(2015年6月11日記載)