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2015年06月26日 加齢に伴う心身の変化を体感 立正佼成会本部職員が「高齢者疑似体験」


第二団参会館で「高齢者疑似体験プログラム」に取り組む職員。加齢に伴う心身の変化を体感しました

立正佼成会本部を参拝に訪れる高齢者に快適な時間を過ごしてもらおうと、教団本部では、高齢者に配慮した取り組みが進められています。その一つが「高齢者疑似体験プログラム」(主管・布教開発部人材開発グループ)。加齢による身体的機能の低下や、それに伴う心理的変化を体感し、高齢者に対する見方や触れ合い方を見つめ直すものです。

同プログラムの実施に際し、人材開発、社会貢献両グループのスタッフ5人がインストラクターの資格を取得。今年3月の「全国教会長指導会・研修会」で初めて行われ、その後、参拝者と接する機会の多い施設グループの保安スタッフが大聖堂でプログラムを体験しています。
6月26日には、参拝受入、施設両グループのスタッフら15人が、インストラクターの指導のもと第二団参会館で同プログラムに取り組みました。視聴覚障害や運動機能の低下などを疑似体験するため、耳栓や眼鏡、手袋、関節を固定するサポーターなどを装着。高齢者が同館を利用するケースを想定し、その状態のままで階段の昇降、身体障害者用トイレの利用など、さまざまな課題に取り組みました。
体験したスタッフは、「特殊な眼鏡のために案内板の文字が見えづらく、高齢の方のご苦労は計り知れないと感じました。誰でも安心して参拝できるよう、今後に生かしていきたい」と感想を話しました。

(2015年7月 9日記載)