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2015年07月18日 国際伝道本部「第7期リーダー教育」 最終日に川端理事長が特別講義

国際伝道本部の「第7期リーダー教育(1年目)」が、7月6日から18日まで立正佼成会本部施設などで実施されました。本会の教義や儀礼儀式、拠点運営などを学び、海外教会・拠点のリーダーとして資質の向上を図るものです。今期は、米国、バングラデシュ、モンゴル、イタリアの4教会2拠点から11人が参加。本部での研修はじめ、都内での「教会実習」、新潟・十日町市菅沼の生誕地道場での「開祖さま追体験」プログラムなどに取り組みました。

最終日の18日には、大聖ホールで『恩師の願いを受けとめ、共に本当の幸せの道を』と題して川端健之理事長による特別講義が行われました。この中で、川端理事長は、平成2年の庭野日敬開祖(当時・会長)の「誕生会式典」に来賓として出席した聖フランシスコ修道会・宗教間対話責任者のマクシミリアン・ミッチ神父と、庭野開祖との懇談の場面を紹介。「素晴らしい教団を一代で築かれた秘訣(ひけつ)は何ですか」というミッチ神父の問いに対し、「特別な秘訣などないのです。とにかく頂いた役目を、仏さまから頂いたお役と思って一つ一つ一生懸命務めさせて頂いた。それだけのことです」と答えた庭野開祖の言葉を示し、参加者一人ひとりが師の生き方を手本に修行精進する大切さを強調しました。
さらに、「一人でも多くの方に法華経に示された人間の生き方を知ってもらい、本当の幸せを自分のものにして頂きたい」という本会創立に寄せた庭野開祖の願いを語った上で「如来寿量品」の「自我偈(じがげ)」の一節を解説。すべての人に本当の幸せを得てもらうことが仏の願いであると説明し、「現在のお役を仏さまから頂いたものと有り難く受けとめ、真心で取り組むことが大切です」と語りました。
このあと、法座が開かれ、参加者は13日間にわたる学びを分かち合いました。
モンゴル・ウランバートル支部から参加した主任(59)は、教会実習を振り返り、「相手のもとに通い、悩みの原因や家庭環境を理解することが大切だと学びました。帰国後は手どりに励み、一人ひとりの状況に応じた教えの伝え方を身につけたい」と語りました。

(2015年7月23日記載)