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2015年07月25日 WCRP日本委女性部会 日本ユニセフ協会と共催し学習会


パネルディスカッションでは、青少年を対象にしたいのちに関する教育の大切さなどが語り合われました

『すべての子どもと女性を守る――ユニセフの活動と女性部会が取り組む「いのちのアンケート」を受けて』をテーマに、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会女性部会と日本ユニセフ協会の共催による学習会が7月25日、東京・港区のユニセフハウスで行われました。同委女性部会のメンバーやユニセフスタッフなど69人が参加しました。

学習会では、東郷良尚同協会副会長、森脇友紀子同委女性部会会長(カトリック東京大司教区アレルヤ会会長)のあいさつに続き、同協会で学校事業部アドバイザーを務める池田礼子氏による講演が行われました。
池田氏は、紛争地域の少年兵の問題や劣悪な衛生環境下での生活など、世界中で多くの子どもがいのちを脅かされている現状を紹介。反政府組織との少年兵の解放交渉、手洗いの普及プロジェクトなどユニセフの取り組みを報告しました。
さらに、今年末を達成期限とした「国連ミレニアム開発目標(MDGs)」に続き、「ポストMDGs」として新たに来年から2030年までを期限に取り組まれる「持続可能な開発目標(SDGs)」に触れ、子どもたちへの支援継続の必要性を強調しました。
次いで、パネルディスカッションが行われ、池田氏、平野京子同委女性部会副部会長(芳澍女学院情報国際専門学校副校長)、松井ケティ同委女性部会委員(清泉女子大学地球市民学科教授)が登壇。冒頭、平野氏が同委加盟教団などの青少年約3000人を対象に、同委女性部会が平成23、24年に実施した「いのち」や「死」に関する「いのちについてのアンケート」を説明。これを踏まえ、パネリストは青少年の自殺問題、いのちに関する教育の大切さなどについて意見を述べました。
最後に、早水研同協会専務理事によるまとめが行われ、河田尚子同委女性部会事務局長(アル・アマーナ=女性ムスリムの互助会=代表)が閉会のあいさつを述べました。

(2015年7月30日記載)