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2015年08月14日 千鳥ヶ淵で新宗連、新宗連青年会による第50回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典


本会を代表して教団別礼拝に立った光祥次代会長。献花台を前にお題目を唱え、戦争犠牲者への哀悼の意を表しました

『私のことばで伝えたい』をテーマに、新宗連(新日本宗教団体連合会)および新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)主催の「第50回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」が8月14日、東京・千代田区の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開催されました。加盟教団の会員、信徒ら約2800人が参列。立正佼成会から庭野日鑛会長(新宗連顧問)、庭野光祥次代会長(同理事)、川端健之理事長(同常務理事)が出席しました。

1962年から行われている同式典は、宗教協力の理念に基づき、すべての戦争犠牲者に慰霊の誠を捧げ、絶対非戦と世界平和実現の誓いを新たにするものです。50回の節目を迎える今年は、一年を通じて「第50回『8.14式典』――平和推進事業」を実施し、これまで、学習会やワークショップなどを通して、新宗連の原点である世界の恒久平和への願いと活動の意義を改めてかみしめてきました。
式典では、主催者を代表し、新宗連理事長の保積秀胤大和教団教主があいさつに立ち、今日の繁栄は、尊いいのちの犠牲があって築かれているものとの認識を示した上で、今も世界各地で対立や紛争がやまない現状を指摘。宗教者が原点に立ち返り、戦没者への慰霊と感謝を礎として、平和実現を推進することが必要と訴えました。
加盟教団の青年女子、男子56人による献灯、献供、新宗連青年会地方連盟代表者12人による折り鶴の奉納に続き、教団別礼拝が行われました。本会からは光祥;次代会長が礼拝に立ち、慰霊の誠を捧げました。
次いで、岩渕明大・新宗連青年会委員長(松緑神道大和山布教部青年会担当主幹)が「平和のメッセージ」を発表。「終戦70年を迎えた今こそ、過去の歴史をしっかりと見据え、平和への祈りと願いに心を寄せ、今を生きる私たち、未来のいのちのために、私自身の『ことば』を通して、祈りと行動をもって伝えてまいります」と述べ、世界平和実現と絶対非戦の誓いを新たにしました。
式典終了後、献灯に参加した本会鰍沢教会会員(26)は、「自分の祖父母が体験した戦争の悲惨さを改めて感じました。この戦争の記憶を風化させないためにも、私自身が学び、感じた平和の大切さを、次世代を担う子供たちに伝えていきたい」と話しました。

(2015年8月20日記載)