News Archive

2015年08月01日 現職教員のための元気がでる教育相談講座 ファシリテーターの役割学ぶ

『ファシリテーターになろう――一人ひとりの持ち味を生かせる人になろう』をテーマに、教育者教育研究所による「現職教員のための元気がでる教育相談講座」が8月1、2の両日、第二団参会館で行われました。教員、塾講師の会員ら29人が参加しました。

1日、芳澍女学院情報国際専門学校の大谷津晴夫校長が『ご法の習学』と題して講演を行いました。同氏は、教育相談に取り組む上で保護者や生徒の仏性を拝ん でいく大切さを強調。「『よく来てくれたね』といった相手を思いやる言葉をかけることが大切」と語りました。また、教員が生徒にサンゲすることにより、生 徒との信頼が深まっていくと述べました。
このあと、グループ別話し合いに続き、実行委員が今回のテーマに掲げられている“ファシリテーター”につ いて解説しました。ファシリテーターとは、会議など複数の人が集う場の進行役であり、「私たちの身近な場では法座主に当たる」と説明。教師は一方的に伝え るだけでなく、対話を重ねながら生徒と共に考えていく姿勢が大事、とファシリテーターの役割を担っていく重要性を語りました。
2日には、ファシリテーターの実践として、模擬職員会議、職場での悩みに関する事例検討が行われました。
「元気がでる」という言葉にひかれて参加した会員(59)=南多摩教会=は、「職場では、最年長のため同僚に弱いところを見せまいと思ってしまいます。しかし、ここでは、サンガとして本音を語ることができ、元気をもらうことができました」と感想を述べました。

(2015年8月 6日記載)