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2015年08月06日 終戦70年 広島、長崎、沖縄、東京の式典に光祥次代会長はじめ川端理事長、山野井元理事長らが参列
広島

原爆投下から70年の「原爆の日」を迎えた8月6日早朝、広島平和記念公園内の原爆供養塔前で、「原爆死没者慰霊行事」(広島戦災供養会主催)が営まれました。世界連邦日本宗教委員会平和巡礼団の一員として立正佼成会から川端健之理事長、中村憲一郎総務局長らが出席したほか、鈴木孝太郎中国支教区長が参列。諸宗教の代表者と共に世界の恒久平和を祈念しました。
このあと、原爆が投下された午前8時15分に合わせ、同公園の原爆死没者慰霊碑前の広場で広島市が主催する「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」が行われ、庭野光祥次代会長はじめ川端理事長らが出席。KAICIID(アブドッラー国王宗教・文化間対話のための国際センター)のファイサル・ムアンマル事務総長も参列しました。
また、広島教会では同日、教会道場で「広島原爆犠牲者慰霊式典」が開催され、会員261人が参集しました。式典では、原爆投下時刻に合わせて黙とうが捧げられたあと、読経供養、回向文が奏上されました。続いて、NPO法人「ヒロシマ宗教協力平和センター(HRCP)」の土橋道子前理事長が伝承者として被爆体験を語りました。

長崎

「長崎原爆の日」を前に8月8日夕、長崎県内の立正佼成会3教会(長崎・佐世保・諫早)が加盟する長崎県宗教者懇話会主催(主管・長崎県明るい社会づくり運動推進協議会)の「第43回原爆殉難者慰霊祭」が長崎市松山町の平和公園(原爆落下中心地)で行われ、宗教者ら約700人が集いました。本会から山野井克典元理事長が参列し、本会会員が運営に携わりました。式典では、本会長崎教会の少年部員2人が「平和の誓い」を発表。同懇話会会長の野下千年・カトリック長崎大司教区諸宗教対話委員会委員長はじめ、諸宗教の代表者らが「慰霊のことば」を述べました。
翌9日には、長崎教会で「原爆犠牲者慰霊法要」が挙行され、会員ら約100人が参加。山野井元理事長が講話を述べました。また同日、同市平和公園の平和祈念像前で開かれた「被爆70周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」(長崎市主催)に、本会代表として山野井元理事長が出席しました。

沖縄

『沖縄から世界へひろげよう 平和の祈り』をスローガンに、「沖縄宗教者の会」(立正佼成会沖縄教会が加盟)主催による「第25回祈りと平和の集い」が8月15日午後、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で開催されました。沖縄教会の会員を含む加盟教団の信者や来賓約450人が参加。世界連邦日本宗教委員会理事の赤川惠一外務グループ次長が出席しました。
当日は渡慶次馨・沖縄県神社庁長が「国内外で山積する諸問題が宗教者の真摯(しんし)な祈りを通して少しでも解決し、平和で豊かな世界が実現されることを切望します」と開会のあいさつ。沖縄県仏教会の僧侶が唱える「般若心経」に合わせ、「平和への祈り」が捧げられました。
このあと、天理教と金光教の青少年3人による「誓いのことば」の発表、来賓あいさつに続き、同委員会を代表し赤川次長が参列した宗教者らと共に献花を行いました。
なお、同日早朝には沖縄教会で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典が行われました。

東京

立正佼成会墨田教会主催の「戦後70年全戦没者慰霊並びに平和祈念式典」が8月15日午後、関東大震災と東京大空襲の犠牲者の遺骨が安置されている東京都慰霊堂(墨田区)で営まれ、光祥次代会長が出席しました。根本昌廣外務部長、泉田和市郎青年本部長、東京東支教区の教会長はじめ同教会会員、同支教区の青年部員ら約400人が参列しました。
同教会は50年間にわたり慰霊堂の清掃奉仕を行っているほか、毎年同様の法要を営んでいます。式典では、「献鶴の儀」で青年部員ら85人が約4万羽の折り鶴を納め、泉田本部長が同支教区の青年部員による平和への決意文を奉納しました。次に、光祥次代会長が平和の折り鶴を捧げたあと、参列者を前に、人間には暴力的な心と人を思いやる心の両面が備わっていると話しました。また、怒りの心を抑制するとともに、思いやりの心を伸ばしていく大切さを強調しながら、自分自身の中に平和の心を築き、その心を周囲に広めることが未来の平和につながると語りました。
齋藤高市同教会長導師による読経供養のあと、会員代表が「平和への誓い」を発表。最後に、祈りの言葉を唱和し、「平和の鐘」が打ち鳴らされる中、黙とうを捧げました。

(2015年8月20日記載)