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2015年09月11日 「お多福善友隊」 光祥次代会長と全国13教会の主任が宮城を訪問


津波の爪痕が残る大川小学校跡地を視察した参加者たちは、読経供養を行い、犠牲となった多くの子供たちの冥福を祈りました

庭野光祥次代会長は9月11、12の両日、全国13教会の主任と共に「お多福善友隊」として宮城・石巻市、名取市などを訪れ、現状を視察するとともに慰霊供養を行いました。矢部光男東北支教区長、安井利光石巻教会長が同行しました。


石巻教会会員と共に体験説法に耳を傾ける参加者たち。説法者の青年総務は、被災体験を通して家族に感謝できた功徳を発表しました

11日、石巻市の日和山公園を訪れた一行は、被害が大きかった市内沿岸部の現状を視察。同公園内に鎮座する鹿島御児神社の窪木好文権禰宜から、震災当時の様子や復興状況などの説明を受けました。その後、石巻教会に移動。教会道場で慰霊供養を行い、同教会の支部長(57)と青年総務(43)の体験説法に耳を傾けました。
同教会の支部長は、震災直後から教会道場で避難生活を送る中で生じた不安や葛藤を、同じ体験をした教会の仲間と分かち合い、全国のサンガに支えられ、乗り越えることができたと発表。また、漁船の修理業を営んでいた青年総務は、家族が一丸となり仕事を再建できたことを報告しました。このあと、光祥次代会長があいさつを述べました。
続いて一行は、多くの児童が犠牲となった石巻市立大川小学校跡地を訪問しました。大川地区復興協議会の濱畑幹夫事務局長から震災当時の様子を聞いたあと、敷地内の慰霊碑前で慰霊供養を厳修。持参した菓子などを供え、矢部支教区長を導師に読経供養を行いました。
翌12日は、松島町の「松島さかな市場」、塩竈市の「マリンゲート塩釜」を訪問。このあと参加者は、名取市閖上(ゆりあげ)の日和山を訪れ、同行した仙台教会会員の被災体験に耳を傾けました。次いで、光祥次代会長を先頭に全員で供養塔に献香を行い、犠牲者の冥福を祈りました。
解団式の中で光祥次代会長は、「テレビや新聞では分からない現地の方々の思いをたくさん学ばせて頂きました。私たちは『忘れる』ことで前に進めるときもあります。人は『忘れない』と『忘れる』を上手に組み合わせながら生きているのかもしれません。身の回りに起こるさまざまな出来事を自分事として、被災地の方々や自分の周りの人たちに思いを寄せていける私たちでありたいと思います」と話しました。

「善友隊」に参加して

相手を思える私に
掛川教会主任(45)
「昨年、掛川教会が実施した慰霊参拝に続いて約1年ぶりに大川小学校を訪れました。改めて、子供たちの苦しみ、そして最愛のわが子を亡くした親の気持ちが胸に迫り、2児の母としていたたまれなくなりました。行程中、教えて頂いた『相手の気持ちになることはできなくても、分かりたいと思う気持ちが大事』との言葉を胸に、目の前の人を思いやれる私でありたいです」

深い心の傷に触れ
江戸川教会主任(57)
「初めて被災地を訪れました。目に見える復興は少しずつ進んでも、大切なものを失った被災者の心の傷が今もなお深いことを知り、胸が詰まりました。そんな中、お会いした皆さんが『前を向いて歩き出せたのは、自分を思ってくれる人がいると気づけたから』と話されました。主任1年目の私がお役を務めさせて頂けるのも、多くのサンガに思われ、支えられているおかげさまだと気づかせて頂きました。少しでも誰かの気持ちに寄り添える自分になりたいと思います」

(2015年9月17日記載)