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2015年10月01日 『働きやすい職場をめざして』テーマに第20回職員人権啓発講座

立正佼成会同和推進本部(本部長=根本昌廣外務部長)による「第20回職員人権啓発講座」が9月24日、法輪閣第5会議室で行われ、『働きやすい職場をめざして』と題し、アトリエエム株式会社代表取締役の三木啓子氏がハラスメントについて講演しました。午前に管理職、午後にスタッフを対象に実施され、合わせて252人が参加しました。

三木氏は冒頭、ハラスメントを「(相手を)悩ますこと・苦しめること」と定義付け、人権侵害に当たると説明しました。その後、職場におけるハラスメントとして、性的嫌がらせをする「セクシュアルハラスメント」や過度な叱責(しっせき)などの「パワーハラスメント」を取り上げ例示しました。
この中で、「セクシュアルハラスメント」の被害者が、周囲との関係に摩擦が生じることを恐れ、声を上げられないケースが多い現状を報告。「パワーハラスメント」については、継続的に過度な叱責を受けたことで思考力や判断力が低下し、本能的に自分の感情を抑え込む「学習性無力感」が生じる可能性があるとして、この問題の大きさを示しました。
最後に、働きやすい職場づくりには、日頃のコミュニケーションにより相互信頼を深めるとともに、被害者を孤立させないよう配慮することが重要と語りました。

(2015年10月 1日記載)