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2015年11月13日 フォコラーレ運動の「環境と法」国際会議に本会から参加

イタリア・ローマ市近郊カステルガンドルフォにあるフォコラーレ運動(カトリックの在家運動体)のマリアポリセンターで11月13日から15日まで、同運動本部主催の『環境と法――責任と参加』と題する国際会議が開催されました。21カ国から環境保全運動の指導者や法学者、弁護士、学生ら約300人が参加。立正佼成会から深田伊佐夫・青梅練成道場長が出席し、『緑の宗教協力――環境問題への仏教徒からのアプローチ』と題してスピーチを行いました。

同会議は、世界各地の「環境と人間」に関する法制度を分析し、環境を保全するための法律の制定を市民レベルで模索するものです。今回は、環境問題の解決に向けた法整備、技術開発や市民参加の必要性が確認されました。
15日の分科会でスピーチした深田道場長は、本会の環境方針、青梅練成道場での人材育成や緑化活動を事例に挙げながら、「仏教徒の環境倫理」として「縁起観」「共生」「少欲知足」の三つの価値観を紹介。「思いやり」や「優しさ」といった潤いのある心を人々に育む「人間の心の緑化」と、現実の緑化活動を諸宗教者が連携して行う意義について語りました。
このほか、会期中の13日にフランス・パリで発生した同時多発テロを受け、参加者による追悼と平和祈願の黙とうが捧げられました。

(2015年12月 3日記載)