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2015年12月11日 新宗連、新宗連青年会「第25次アジア青年平和使節団ミャンマー学習会」

新宗連(新日本宗教団体連合会)と新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)による「第25次アジア青年平和使節団ミャンマー学習会」が12月11日、東京・渋谷区の新宗連会館で行われ、6教団から13人が参加しました。

同使節団は、新宗連青年会が今年進めてきた「第50回『8.14式典』――平和推進事業」の一環で、来年2月に現地を訪れ、慰霊供養などを行います。
当日は、岩渕明大・新宗連青年会委員長(松緑神道大和山布教部青年会担当主幹)のあいさつに続き、『ミャンマーの宗教事情』と題し、宗教評論家の清水雅人氏による講義が行われました。清水氏は、全人口の約9割が南方上座部仏教を信仰するミャンマーでは、日常生活と宗教が密接に結びついていると説明。また、ジャーナリストとして同国を訪れた体験を語りながら、同国に数多く現存する仏舎利塔などの仏教遺跡を紹介しました。
次いで、一般社団法人日本ミャンマー協会副会長の仙谷由人氏が『ミャンマーの政治・経済の現状』をテーマに講義し、同国の持続的発展のためには、職業訓練など人材育成の機会を充実させることが重要と指摘。日本が同国に対して行う人材育成支援の内容などについて説明しました。
また、11月の総選挙で圧勝したアウン・サン・スー・チー氏率いる野党・国民民主連盟(NLD)が政権を獲得する見込みであることに触れ、同国の民主化への動きが、ミャンマーの近代化に向けた後押しになるとの見方を示しました。

(2015年12月17日記載)