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2016年03月08日 WCRP/RfP日本委 平和大学講座

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は3月8日、兵庫・神戸市の生田神社会館で『難民問題――宗教者に求められるものとは』をテーマに平和大学講座を開催し、同日本委賛助会員ら80人が参加しました。

講座では国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所副代表の小尾尚子氏が基調発題。シリアやアフガニスタン、イラク、ミャンマーなど世界各地で、紛争や迫害によって避難を余儀なくされた難民、避難民が急増している現状を説明した上で、日本の難民制度について紹介しました。難民申請が受理されず、教育や医療といった支援が届かない難民の厳しい生活状況を解説しました。また、宗教者が持つ「公平性」「他者の尊重」といった側面を挙げ、「支え合う安全保障」を共に目指していきたいと呼びかけました。
続いてパネルディスカッションが行われ、「難民という自分とは異なる存在」と、社会の中でどう関わりを持つべきか、具体的な解決策が話し合われました。

(2016年3月17日記載)