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2016年04月23日 平成28年次「壮年本部参拝」始まる

平成28年次「壮年本部参拝」(全3回)の第1回が4月23、24の両日に実施され、56教会から約1200人が参加しました。

24日に大聖堂で行われた式典では、読経供養に続き、庭野日鑛会長があいさつに立ちました。
庭野会長は、「一人ひとりが皆菩薩」であると語った上で、「菩薩の慈悲」について説明。自分が生きることにより、周囲の人々の幸福が増すように、また、苦しみが減るように念願して生きる大切さを示しました。
さらに、家族の大黒柱とされる「旦那」という言葉の意味合いに言及。「旦那とは布施という意味であり、それは思いやりや慈悲心、情けという意味を持っています。一家の旦那さまは、そういう心の持ち主」と述べ、慈悲の心で周囲とかかわっていく姿勢を説きました。
この後、参加者を代表し、葛飾教会壮年部員(52)が体験説法しました。経済的に苦しい家庭に育ち、学費捻出のためにさらに困窮した学生時代、教えを学んだことにより、心が前向きになった体験を発表。「自分が苦しいと感じることも、仏さまのおはからいと受け取れると、苦しいことが一気に消えたようになりました」と話しました。
また、職場で教えの実践に取り組んだ経験を語り、同僚の思いや考えを根気強く聞く中で、仕事に対する意見の相違はありながらも、一人ひとりが真剣に職務に励んでいることに改めて気づき、相手を尊重できるようになったと話しました。
次いで、園浩一参務が講話。機関誌「佼成」4月号に掲載された『あなたも私も、みな仏』と題する庭野会長の法話に触れた上で、「仏になるということは、人に喜ばれる人になるということ」と述べ、「家庭や職場で喜ばれる人になる、それを目指すことが大事」と強調しました。
さらに、教会でのさまざまな活動を通し、その中で自分の心を見つめながら、精進を重ねていく大切さを語りました。

(2016年5月 6日記載)