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2016年04月23日 「アフリカ毛布ボランティア隊」マラウイへ 配付活動のほか現地視察も

立正佼成会会員とJHP・学校をつくる会のメンバーで構成する「アフリカ毛布ボランティア隊」(主管・青年ネットワークグループ、隊長=吉田容子佐倉教会長)の一行21人が4月23日から5月3日までマラウイを訪れ、首都リロングウェ近郊などで毛布を配付しました。

同国はHIV(エイズウイルス)の感染率が高く、世界の最貧困国の一つとされています。
一行は、本会一食(いちじき)平和基金とパートナー関係にあるマラウイ赤十字社(MRCS)の協力を得て、4地域で「アフリカヘ毛布をおくる運動」を通じて日本から寄せられた毛布2153枚を配付。貧困に苦しむ高齢者や障がい者、孤児、HIV陽性者やエイズ患者を中心に提供しました。
4月27日に同国中西部ムチンジで毛布を受け取った15歳の女性は、「寒い冬が来る前に毛布をもらえたことに感謝しています。日本の人たちの幸せを心から祈ります」と喜びを口にしました。
同国滞在中、一行は、過去に毛布を受け取った受益者4人の家庭を訪問。毛布の使われ方や役割などについて直接話を聞きました。参加した水戸教会会員(24)は、「夜は冷え込みが厳しく、寒さから身を守るために毛布は不可欠だと実感しました。今後も『アフリカへ毛布をおくる運動』と『一食を捧げる運動』の重要性を多くの人に伝え、協力を呼びかけたい」と語りました。
このほか中部ムテンゴ・ワ・ンテンガでは、聖エジディオ共同体(本部・ローマ)と本会が合同で進める「先進的研究支援によるエイズ撲滅活動(ドリームプログラム)」を視察。事業の拠点である医療センターと分子生物学研究所を見学しました。

(2016年5月12日記載)