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2016年07月01日 『躍動する菩薩達』テーマに 法華経国際会議 4カ国13人が参加

第21回法華経国際会議(国際伝道部主管)が6月27日から7月1日まで、埼玉・嵐山町の国立女性教育会館と立正佼成会本部施設で行われました。今年のテーマは、“Bodhisattvas in Action: Living the Lotus Sutra in text, image, and history”(躍動する菩薩達——文献、芸術、歴史の分野で法華経を生きる)。日米英伊4カ国から宗教学者13人が参加し、各人が論文を発表しました。研究者の一人として庭野統弘学林学長が出席し、本会国際アドバイザーのドミニック・スケランジェロ博士がコーディネーターを務めました。

27日の開会式では、水谷庄宏国際伝道部部長のあいさつに続き、スケランジェロ博士が登壇。法華経の原典をはじめ、関連する宗教芸術・文化、霊山、歴史的人物の業績など、法華経を多角的に探求するという今回のテーマの意義に言及し、より高いレベルの議論が展開されることに期待を寄せました。
翌28日から30日にかけ、参加者は、『海の観音』『修験者としての持経者の再評価』『前近代の東アジアにおける法華経と書写行』『菩薩としての富楼那(ふるな)——法華経の教えを生きて』といった主題の各自の論文を発表。それぞれの発表を基に活発な議論が行われました。
なお、7月1日には大聖堂の「朔日(ついたち)参り(布薩の日)」式典に参加しました。

(2016年7月 7日記載)