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2016年09月15日 レバノン訪問を終えて 光祥次代会長 談話

立正佼成会次代会長 庭野光祥

今回のレバノン訪問は、印象的な出会いの連続でした。パレスチナ難民の ために尽力されるUNRWAやベイトの方々、訪れた学校で踊りや歌を披露してくれた子供たち、「愛してます」と紙に書いてくれた女の子。また、難民キャン プでは皆さんが手作りの料理でもてなしてくださいました。複雑な歴史がありながら共存されている宗教者の姿にも学ばせて頂きました。
また、ゆめポッケや「一食を捧げる運動」が、単なる物やお金の援助ではなく、親子で一緒にゆめポッケを作り、食事を抜いて献金することで、世界の人々に思いを寄せる 信仰活動であることが、現地の方々の心に強く響くのだということを目の当たりにしました。人の思いを結びつけるゆめポッケ、「一食運動」の力を改めて感じ ました。
訪問に同行してくれたアブドッラー国王宗教・文化間対話のための国際センター(KAICIID)のスタッフ、ビサンは、「一食運動」の素 晴らしさをご両親に伝え、KAICIIDの職員にも実践を呼びかけようとされています。また、奨学金を受ける看護学生の一人も、「私もぜひ運動に参加した い」と言ってくれました。こんなにうれしいことはありません。私たちはそれだけ尊い活動を開祖さまから受け継いでいるのだと感じました。
これからもより多くの方々に「一食運動」に参加して頂き、活動を通して世界中の人々の思いがつながるようにと心から願っています。

(2016年9月15日記載)