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2016年09月13日 WCRP/RfP日本委 第19回理事会

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は9月13日、京都市の臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の花園会館で「第19回理事会」を開催し、杉谷義純理事長(天台宗宗機顧問)はじめ理事15人が参加した。本会から同理事の川端健之理事長、根本昌廣宗教協力特任主席が出席した。

理事会では、冒頭、新任の理事が紹介され、平和教育タスクフォース運営委員の山本俊正関西学院大学教授、難民問題タスクフォース責任者の根本主席、青年部会幹事長の小林恵太修道士(カトリックアトンメントのフランシスコ会)があいさつに立った。続く審議では、今年8月24日に起きたイタリア中部地震の被害に対し、1万ユーロ(約120万円)の緊急支援を行うこと、9月9日の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による核実験に対し、声明を発表することなどが提案され、承認された。また、「平成29年度新春学習会」の内容や、同年5月に実施予定の「第2回日韓宗教指導者交流会」が日本で開催されることが発表された。
この後、8月に行われた「核兵器廃絶に向けた国際特別セッション」や、今月開かれた「韓国宗教平和国際事業団(IPCR)セミナー2016」といった国際事業が確認された。また、特別報告として、鈴木岩弓東北大学教授が登壇。同日本委が震災復興事業の一環として支援する「実践宗教学寄附講座」の成果を振り返った。鈴木教授は、超高齢多死社会を迎える日本において、同講座が育成する「臨床宗教師」の重要性を語るとともに、これまで本会会員を含む144人が同講座を受講し、現在全国で活躍していることを伝えた。
その他、各タスクフォースの進捗(しんちょく)状況や、常設機関の活動内容が報告された。

(2016年9月23日記載)