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2016年10月13日 庭野平和財団 平成28年度活動助成先(後期)発表 

公益財団法人庭野平和財団はこのほど、平成28年度後期の活動助成先を発表した。同助成は、宗教的精神を基盤に平和な社会の実現に向けて活動する個人や団体を支援するもの。「宗教的精神に基づく社会・平和活動」「地域で展開される草の根活動」を対象に年2回実施される。

今回は、国内外から108件の申請があり、審査の結果、9月30日に助成先が決定。12件に計694万円の支援が行われる。助成期間は11月1日から1年間。本会一食(いちじき)平和基金からの指定寄付が、助成金に充てられている。
この中で、NPO法人「さいたまユースサポートネット」は、埼玉・さいたま市内を中心に、地域若者サポートステーションや学習支援教室などの活動を実施。人間関係などに悩んで心が傷つき、居場所を失った若者が安心して集える場所を提供している。
「福島ブックレット委員会」は、東京電力福島第一原子力発電所の事故の被害状況をはじめ、原発災害に対する備えや対応などを「10の教訓」としてまとめたブックレットを作成。世界各国に向け福島の教訓と被災者の声を発信するため、8カ国語に翻訳し、普及活動を行っている。

(2016年10月13日記載)