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2002年07月11日 立正佼成会が「昭和天皇記念献血推進賞」を受賞

本年の「昭和天皇記念献血推進賞」が、7月11日、立正佼成会に授与されました。全国各教会による永年にわたる献血への協力活動が評価されたものです。同日、宮崎県宮崎市のシーガイアで開催された「第38回献血運動推進全国大会」(主催=厚生労働省、宮崎県、日本赤十字社)の席上、日本赤十字社名誉副総裁を務められる皇太子さまから、立正佼成会を代表して出席した庭野日鑛会長に表彰状が手渡されました。

同賞は、「昭和天皇記念血液事業基金」が、献血思想の普及や献血推進運動の進歩、発展に優れた功績のあった個人・団体に対する顕彰として毎年授与しているものです。「昭和天皇記念血液事業基金」は平成元年、日本赤十字社に下賜された昭和天皇のご遺金をもとにして設立され、翌平成2年から「献血運動推進全国大会」の場で「献血推進賞」「学術賞」の表彰を行っています。献血に功績のあった個人・団体への顕彰としては、もっとも権威のある賞といわれます。
立正佼成会はこれまで、教会単位の受賞を含め、1973年以降、厚生大臣感謝状を29回、厚生大臣表彰状を12回を受賞しています。今回の「昭和天皇記念献血推進賞」は、こうした永年にわたる協力活動全体が評価の対象となったものです。
選定理由では、『立正佼成会は、個人の人間性の向上を目指すと共に、多くの人と助け合いながら思いやりに満ちた平和な社会づくりに貢献することを目的に、地域社会のために貢献する事業と世界の平和につながる活動に力を入れている』とし、献血運動に関しては、『昭和40年代、東海地方より始まり、そのまま全国に展開していくなど、永年にわたり献血への理解を頂いている。特に都心部において成分献血の必要性を理解され、本部が中心となり、各教会に献血ルームへ動員するよう働きかけるなど、血液事業の変遷に合わせ、ご協力を得ている』と記されています。
さらに『自ら献血協力するかたわら、献血推進においても積極的に取り組まれ、毎年4月、5月のゴールデンウィークや冬場の血液が不足する時期に、チラシを会員に配布し、さらに一般の方々への呼びかけも行うなど、血液事業に対して多大な貢献を頂いている。これらの功績は大であり、他の模範として認められる団体であり、表彰に値するものである。また今後においてもぜひとも継続したご協力を頂きたい団体であることから推薦することとする』としています。
当日の「第38回献血運動推進全国大会」では、厚生労働大臣、日本赤十字社社長、宮崎県知事のあいさつなどに次ぎ、功労者の表彰が行われ、壇上中央で、「昭和天皇記念献血推進賞」の表彰状が、皇太子さまから庭野会長に手渡されました。
大会(第一部)終了後、庭野会長は、会場内で皇太子ご夫妻にあいさつ。皇太子さまから、「大勢の人が献血にご関心をお持ちですか」と声をかけられた庭野会長は、「皆が持っております。殿下から賞状を頂き光栄です」と答えました。さらに皇太子さまは「これからも積極的に取り組んでください」と期待を寄せられました。このあと雅子さまも「広く行っているのですか」と声をかけられ、庭野会長は「青年が一生懸命取り組んでおります」と答えました。
皇太子ご夫妻をお見送りしたあと庭野会長は、「献血運動推進全国大会に出席し、献血の大切さを再認識させて頂きました。永い間、青年を中心にした信者さんの努力のお陰さまで、今回の受賞があったと思います」と感想を語りました。

(2002.07.17記載)