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2006年10月04日 大聖堂で「開祖さま入寂会」

「開祖さま入寂会」式典が10月4日、大聖堂はじめ全国各教会で行われました。大聖堂には会員約3500人が参集。庭野日敬開祖の遺徳を偲び、「追慕」「讃歎」「報恩感謝」の思いを深め、さらなる精進を決じょうしました。大聖堂での式典の模様は各教会に衛星中継されました。

式典に先立ち、庭野開祖の「お舎利」が奉安される「一乗宝塔」では、新しい扁額が寄贈されたことに伴う「扁額序幕の儀」と「開扉の儀」が行われました。
大聖堂の式典では冒頭、「献供の儀」が行われ、佼成筝曲部の演奏による『越後の子守唄』の調べに合わせ、各教区代表の青年女子部員20人が供物を奉納。庭野光祥次代会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長が「報恩讃歎文」を奏上しました。
続いて、山野井理事長があいさつ。「開祖生誕100年」に合わせて教団では「開祖さまの顕彰」と「信仰新生」を眼目に記念事業などに取り組んできたことに言及し、大聖堂改修事業などへの会員の協力に謝意を表しました。記念参拝で多くの会員があらためて庭野開祖との縁を深めていることに触れ、「今、与えられたいのちを精いっぱい生きていこうという決意が大事です。今後の行事を通して、一歩一歩前進し、精進できればありがたい」と語りました。
次いで、庭野開祖が佼成病院に入院してから入寂まで総婦長として看護にあたった島身衣・同病院元顧問が『開祖さまを偲んで』と題して当時の様子を紹介しました。この中で、庭野開祖が全国の会員や周囲の人々の思いに応えたいと、熱心にリハビリに励んでいたことを述懐。入寂の前まで一貫して「異体同心で」「心一つに」「真心で」と説き続けていたことを振り返りました。その上で、島元顧問は「21世紀を前に開祖さまは逝かれました。きっと開祖さまは『私は20世紀精いっぱい生きた。その代わり、21世紀は皆さんでお願いしますよ。法華経の精神、合掌の精神が求められているんですよ。その精神で、自信をもって布教伝道に努めてください』と言っていらっしゃるように思います」と述べました。
入寂した午前10時34分に合わせて「開祖さまとの対話」の時間が設けられたあと、庭野会長が登壇。すべての人に合掌礼拝で接した庭野開祖の姿に触れ、常不軽菩薩の精神と行について法話を述べました。

(2006.10.13記載)